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短編

好き好き大好き超愛してる!☆

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つくしちゃん!誕生日おめでとう!ギリギリでごめんね(笑)ずっと私のいとしのクレメンタインです。大好き!☆
そして更新滞っているお詫びの印もかねて(笑)
かさねがさね、おまたせしてすみませんm(_ _)m





















「、、、お前って、酒弱いのは知ってたけどいつからそんな酒乱になったんだよ、、、?」

ベロンベロンに酔っぱらっている愛しの彼女に悪態を吐く男が一人。
つくしと一緒に暮らすようになって___つまりつくしが道明寺家の若奥様と呼ばれるようになって___彼女がこれほどまでに我を忘れるまで酒を飲むなんて、今までは決して見せなかった失態だった。
目の前のテーブルには純度の高いスコッチとウイスキー。
スコッチの方は殆ど手つかずだったがウイスキーに関してはボトルの半分がなくなりかけていたので司にとってはなかなかに驚かざるを得ない自体となっている。
今は多少の落ち着きを見せていた(というよりは泥のように眠り込んでいた)つくしがいつのまにかムクリと起き上がり、性懲りもなくボトルに手をのばし始めたので慌てた司が、二本ともつくしから取り上げる。

「___うにゅ?」

つくしが伸ばした手はボトルを掴み損ねて空を切り、おまけに言葉ともつかないおかしな声を発した。

「__つかさぁ!それは返すのら!!とってもとってもおいしいあらまだのむのら__かえへえ___うにゅうう、、、、。」

「馬鹿。何言ってんのかわかんねえよ酔っぱらい。もうダメに決まってんだろ。これは没収。もう十分だろ?」

「まららめ!!おいしいんらもん。のむもん。のんれいやなことはぱああっとわすれるらの、、、。」

躍起になってボトルを取り返そうとするつくしに少し呆れた風な溜息を吐いて、その華奢な肢体を抱き上げる。

「きゃあっっ」

びっくりして必死でつくしが司の首に腕を回す。
いたく憤慨した様子でキッと司を睨み上げるも酔っぱらって潤んだ目ではなんの説得力もなく。
その上仄かに香るアルコールのクラクラした匂いが司に取ってはたちの悪い代物だった。
『酔っぱらいに手を出すほど落ちぶれちゃいない』と自己暗示を頭の中で嫌と言うほど警鐘している司でなければまず間違いなく美味しく頂かれていたであろう。

「おろしてぇ!司ぁ、、まだ飲むらの、、、。」

「舌がまわんなくなるまで飲んでまだ飲みたいか?いいから大人しくして、寝とけ。」

ボフッと音を立ててベッドにつくしを下ろすと、寝る前に水でも飲ませようと使用人を呼びつけようとした、刹那。
グイッとスーツの裾を引っ張られ、急な衝撃に身体がよろけると同時につくしの上目遣いと目があった。

「、、、なんだよ?今日はもうダメだっつっただろ。それとこんなに飲んだ理由も明日きっちり問い詰めるからな。そうだろうが?」

「ちゅー、してぇ。」

「__は?」

余りにも突拍子な要求に司の眼が丸くなる。
素面のつくしなら絶対に口にはしない要求だったからだ。

「ちゅう、しようよ、ちゅう!!」

司が抗議の口を開きかけた瞬間、つくしが身を乗り出し、司の首を力任せに引き寄せ、唇を重ね合わせた。
いつもよりずっと深く、性急で、強いるようなキス。
何度も何度も自分から角度を変えて、何かを確かめるように繰り返した。
スルリと舌が司の口内を探り、司が抵抗しないのをいいことに更に激しく口中を舐め回した。
歯列をなぞるように舌を動かし、唾液を吸い取るように扇情的に動くそれに司は理性をかなぐり捨て、主導権を奪い返すと、一層激しくつくしの舌を絡め、厭らしい音を立てて唾液を送り込む。
じゅぽじゅぽと卑猥な音に煽られた自身は痛いくらいに張り詰めていた。
やがて名残惜しそうに唇をどちらともなく離すと、銀の糸が二人をつなぎ、更により深い魅惑的な快楽へと追い落とされそうになる。

「、、、つ、かさぁ?」

「、、、何だよ酔っぱらい。言っとくけど、これは俺が悪いんじゃねえからな?俺は理性を総動員させたからな?それでも煽ったお前が悪いんだからな?__だからこれは一応合意の上の___

と、言い終わらないうちに更に強く裾を掴まれ、「ぉわっ」という何とも間抜けな声が出てしまう。
それはもう光の速さであっさりと身体を入れ替えられ、端から見れば女に押し倒されて組み敷かれるという、ほどほどにみっともない構図が完成した。

「、、、司、あたしのこと好きぃ?」

「__何だよ藪から棒に。」

「、、、好きって。好きって、言ってくれなきゃ、ダメなのれす。司はれったいれったいだめなのれす。」

ようやく視線を合わせるようにつくしの目を覗き込むとみるみるうちに涙でいっぱいになって、そうこうしているうちに涙がぼたぼたと垂れて司の頬を濡らしていく。
堰を切ったように溢れていく、恐らく司がこの世で最も恐れている愛する女の流した涙がどうしようもなく彼の心を抉った。
胸が痛い。
ヒリヒリと音がしそうな程に軋む。
つくしの性格なんてとっくに熟知している。
自分が許しうるギリギリのラインまで、その問題が何であろうと一人で抱え込んで解決しようと無駄に苦しんで、返って状況を悪化させてしまうことの多い女の性格を、自分は知っていたはずなのに。
つくしらしくもなくお酒の力を借りて鬱憤を晴らそうとして泥酔しているのは、逆にとても彼女らしいのだと。
たまらなくなった司はそのまま彼女を抱き込んで優しく髪を撫でさすった。

「誰に、何言われた?」

「___なーんにも。」

「嘘付けよ。じゃあ、なんか読んだのか?__あんなくっだらねえ三流雑誌に書いてることなんか鵜呑みにすんじゃねえっていつも言ってんだろ。
あれに書かれてることが半分でも本当なら俺はとっくにエイズか何かにでもかかってんぞ、違うか?」

酔っぱらい相手に、果たして通じているのだろうかと不安な気持ちをよそにつくしの涙は留まるところを知らなかった。

「、、、、うっく、ひっく、、、ん__しん、じてなんかないらの、、、だってぇ、でもぉ、みんな、あることないこと、あたしにいやな思いさせるのが生き甲斐らもん、、ひ、一つ残さず、な、なんか悪いことは、全部あたしに、し、知らせてくるのら、、、ふ、ああ、、うっく、、、聞こえちゃうもん、、、」

帰国後、まだ学生だからと渋るつくしを、強引に説得して道明寺家の嫁にと迎え入れたのは、自分では時期尚早だとも思えなかったが、些か配慮に欠けたことではあったのだと思う。
若くして日本支社の副社長に就任した自分の批判がそのまま庶民出身の若奥様であるつくしへの批判と繋がってしまったのだから。
度々報道される女性問題の捏造記事も、貴族階級の人間独特の陰険な虐めまがいのような辛い風当たりも。
未熟な自分では全てを守ることが出来ずに、世間の好奇の眼と嫉妬の眼は時として一片につくしに向かってしまうことも少なくなかったのだから。

「__す、き、、だよ?だ、、大好き、超愛してる。」

ポタリ、と大粒のそれが今度はまともに司の眼に入り、目尻から流れ落ちていく。

「で、でもね、、ふあんだよ、、だってあ、あたしの方が、ずっとずっと、つかさの、こと好きな気がする、んだも、、ん。
あたしは、あたしが、好きに、な、なればなるほど、あんたが、遠くなっちゃう、、、、
だから、言ってよ、好きって、言ってくれなきゃらめ___。」

とうとう堪えきれなくなった司が再びつくしを引き寄せて、いさめるようにキスをする。
ふわりとした優しいキス。
一番つくしの大好きな、うっとりするようなキスだ。

「、、、、好きだよ。」

「__それだけ?愛してるは?」

「愛してる、もうとっくに、何年も前から気がおかしくなるくらい惚れてる。」

「ホントに?ホントにホントに、そうなの?」

「、、、まだ足りねえ?もっと言う?」

「____う~ん、、、えっち、してくれたら、かんが、えてもいいカナ、、、。」

ふにゃんとした顔で笑って司の胸板に顔を押しつけるつくしは妖精か天使級に可愛らしくて。
このまま本当に襲ってやろうか、これだけ煽られたならむしろ自分は被害者だろうと自分のささやきを正当化する声が頭に響く。

「つかさぁ、、、、つかさ、はあんまり、おとなになっちゃらめなのれす、、、、、。」

「、、、あ?」

「つかさは、、、おとなになったら、、あ、あたしをおいてったらだめなのれす、、、。
ひとりに、、、しないで、、
おねが、だから、、、ひとりにしないで、、」

刹那、急につくしの身体の重量が増した。
ということは彼女が完全に自分に身体を預けたと言うことにもなり、完璧に意識を無くしたことの証明にもなり。
更に胸を締め付けられるような気分で、つくしと__つくしの涙の跡を見ると、彼女は今度こそ本当に夢の中で。
ついでに言わせてもらえばこれ以上ないほど密着しているつくしのせいで勃つべき彼のそこはたちっぱなしで。

はい来た拷問。

____それでも、と司は思い直す。
今日はこのまま、彼女の気が済むまで寝かせてやろう。
どうせ明日になれば何一つ忘れてしまっているのだろうし、その方が彼女にとっては当然、100万倍もマシだろう。
ことに、結婚してもなお自分の弱みをさらけ出すのが苦手なつくしならなおさらのこと。
今日だけ、今日だけは甘えさせて、忘れさせてやろう。
どうせつくしの方が先に起きるのだから、スーツ姿でつくしを抱きしめながら眠る自分に皺になっちゃうのなんなのと怒って悪態を吐くだろう彼女が容易に想像でき、何となく直に幸せを感じた。
自分は反論に何を言おうか。
いずれにしろ、本人は覚えてないにせよ、反論の材料は今日たんまりと手に入れたつもりだ。
まずは愛してると泣きじゃくったことからつついてやろうか、と意地の悪い考えが浮かび、その時のつくしの、トマトのように真っ赤になっているであろう顔に笑いが込み上げた。

___ああ、幸せ。こんな馬鹿みてえなことで笑えてくるなんて、ほんとまじで、俺って世界でサイコーについてるよな?

「、、、そのうち、お前のことも世界で最高に幸せな奥さんにしてやるからな、覚悟しとけよ。」

もう絶対にこんな風な乱暴な涙を流させたりはしない。
自分にとって大切なものは、この腕の中にだけ存在するのだ。
そう、何年も前から狂いそうになるくらい、自分にはこの女しか存在しない。
いい加減、彼女に伝わってもいい頃じゃないだろうか。
彼女が自分が思っている以上に価値のある存在だと、彼女自身が認識してもいい頃じゃないのか。




彼女だけ。



彼女だけが、自分の全て。



自分と自分の幸福の全て。




自分の生きる証。源の、小さくも愛しい自分だけのクレメンタインなのだから。






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みわちゃん様(^o^)

光栄なお言葉ありがとうございマスです^^
シリアスばかり書いている疲れるのでたまには路線変更 笑
ビックリですか?w嬉しいです笑
甘甘路線はどのサイト様でも結構書き尽くしてるところがあるのでお話が被らないかと内心ヒヤヒヤなんですがw

これからも更新頑張りますのでよろしくです!^^
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