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「ガラスの林檎たち」
第一章 誰にも言えない

ガラスの林檎たち 24

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美作あきら誕生日おめでとう!の意味を込めての本編更新(*^_^*)
ガッツリつかつくですみませんw
二文字だけ彼も登場しています、笑










雫の調査報告書の初見の感想は、、、、まあ、予想通りというかテンプレ通りのお嬢様、という感じだった。
城宮財閥の一人娘にして唯一の正統な相続者。
成績は中等部の三年間から常にトップ。
クラスでは大人しく控え目な性格ながら学級代表も務めるなど、他の生徒からの信頼度も高く、教師からの評価もまた高い生徒の一人である、友人などの存在は特にないようだったが、取り巻きのような者は何人かいるらしい、、、とされている。
ただ、気になることは備考欄の二点。
初等部までは英徳学園に在籍していたはずなのに、何故か中等部の、しかもかなり中途半端な時期に転校していること。
それと、、、丁度雫が永林学園に転校した辺りから、彼女に関してかなり重要と思われる情報がすべてブロックされている。
これは司にとっては見過ごせない事柄でもあった。
勿論たまたまで、偶然であるとは思うが、つくしが失踪した時期とリンクしているのだ。
ただ、城宮財閥に情報をブロックされているとすればどれだけ掘り下げて調べたとしても、そう簡単には出てこないはずだ。

__どうしたもんかな、、、直接聞くが早いか、、、








一ヶ月。
つくしが最後に貴之と大喧嘩したその日から、すでに一ヶ月という月日が経っていた放課後。
諍いを交わした日から貴之はフランスに出張に行っていたし、忌々しいことに、恵まで連れて行っているのだから、つくしにとっては大変面白くない事態となっていた。
出張先に普通奥さんを連れて行くもんなの?あの非常識男!と心の中でなじりながらもつくしの機嫌は直りそうもなかった。
なにしろ一ヶ月近くもこの機嫌を保っている上に、日ごとに貴之に対して憎らしさが堪っていくのだから、カンカンになったこの気分は冷めそうにもなかった。
恵をわざわざ海外出張に同行させたのも自分への当てつけとしか思えないのだ。
つくしにとって、あの母親を放置して自分と二人にさせる機会を作られるよりはマシなのかもしれないが、それでも恵が貴之といるところを想像するだけで燃えるような嫉妬心を抑えきれない。

「雫~、雫ってば~~!」

「なによ、さっきからうるさいわね、、、。
黙ってて、考えごとしてるんだから。」

「またそれえ?雫ってば最近そればっか!
ピリピリしてるし、雰囲気暗いよ~。
どうしたの?悩み事?
そういえば顔色もなんだか悪いわ、、、」

「鬱陶しいんだからほんと、、、。
美香、あなたは一秒たりとも私を放っておけないわけ?」

「そ、そんなに怒らないで、、、。
そうだ!景気づけにカラオケでも行こう!
最近雫全然遊んでくれないんだもん~。」

「1人でどこでも行ってくればいいでしょ?私に構わないで」

「1人でカラオケなんて寂しいモン!いこ~よ~!」

「だから私は、、、」

「あれ?ねえ、見て雫!すごい人だかりじゃない?なんだろ」

言われてふと前方に視線をやると、なるほど、正門の前に確かに軽く人だかりが出来ている。

「えぇ~なんだろ、ロールスロイスがめずらしいってわけでもないのにねえ。ねえ、ちょっと行ってみようよ!」

グイグイ美香に腕を引っ張られるままに人だかりへと歩かされる。
つくしは、なんとなくこの子が苦手だった。
自分の事が嫌にお気に入りで、何かと言えば後をつけ回すひっつき虫かと思えば、こうした妙に遠慮のないところもある。
一々心を土足で踏み荒らされているような気さえするのだ。
他人とは、それが愛する貴之だとしても、一線を画したいつくしにとっては非常に迷惑極まりのない少女であった。

「ちょっとやめてよ、、、引っ張らないでも歩くわよ」

パッと美香の手を振り払うと、ちょうどその人だかりの原因が目に入ってきた。
ロールスロイスのせいなんかではなく、、、その乗り手が問題だったのだ。

「え!ねえ雫!!あれ、道明寺司じゃない!?!?ほらF4の!!!」

「F、、、なにそれ?」

「うっそ知らないの!英徳学園伝説の4人組だよ!四年前に高等部を卒業した。うちの学園にもファンクラブっぽいの出来てたじゃん?私たちがまだ中等部の頃さあ___」

「へえ、、、詳しいのね美香」

「あったり前!私もファンクラブ入ってたもん~。美作さんと花沢さん♪生写真いまでもうちにあるもん。」

「ふうん、、、まるでアイドルみたいね、あんなのが」

まるでモデルか何かのようなスタイルと無駄に美しい顔は確かにそこら辺のアイドルよりもアイドルのようであったが、物言いは乱暴で傍若無人な彼を知っているつくしとしては思わず首を傾げずにはいられない。
そもそも___と思い出す。
貴之との喧嘩の発端も、よく考えれば目の前のこの男のせいでもあったのだ。
そう考えればまだ収まっていないむかっ腹が急に蘇ってきた。
明らかに八つ当たりではあるが、司の話を持ち出した途端に貴之の機嫌が悪くなったのも事実で。
思い出したイライラを払拭するように、彼を睨め付けると、ふと司と目があったような気がする。
慌てて目を逸らすが時既に遅し。
ズカズカと人を割って自分の前まで来ると、

「遅いんだよ、不良少女。来い」

そう言って強引に腕を引っ張って来るではないか。

「ちょ、、、ちょっと、いきなり何なんですか。」

「え、きゃ、雫知り合いなの~?すごーい!」

目の前で仮にも友人が見知らぬ男に拉致されそうになっているというのに、相変わらずズレている美香が無邪気にはしゃいだ。

「あなたは黙ってなさい。
何ですか?何か私に用でも?」

「お前、この前助けてやった恩を忘れたか?
後日礼をするとか言ってただろうが。いいから来い」

無理矢理車に押し込まれそうになったので、さすがに危機感を覚えたつくしが反論する。

「礼状なら送らせて頂きました。この上まだ何か?」

「お前に少し聞きたいことがあるだけ。
手間は取らせねえよ。」

「、、、私、この後予定があるんです。
ねえ美香。早くカラオケ行きましょ。」

「えっ、いいよいいよ全然!
道明寺さんと約束あるんならそう言ってくれればいいのに~。
うふふ、道明寺様、うちの雫をお願いしますねv」

「え、、、ちょっと美香、、、」

「ダチもこう言ってるし、くそ意地張ってねえで乗れ」

乱暴な司の態度に渋々ながらも、諦めて大人しく車に乗る。
彼の真意はいまだに掴めなかったが、なんとなく、直感的にとても苦手な人物だ。
思ったよりもいい人で、貴之ほどには瞳の陰りのない人だ、、、と思ってもいたが、それを差し引いてでもこうした人物は苦手で、、、。
自分に積極的に関わろうとする人はそれが大なり小なりやはり苦手意識を持ってしまう。

それを失う恐怖と依存体質な自分に、どこがで見切りをつけている自分がいるからかもしれなかったが。



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shouko様(*^_^*)

コメ返遅れてすいませんm(_ _)m

第二章は一体雫がどういう経緯で城宮雫になったのか、真相が明らかになると思うのでお楽しみに笑
司、、、救えますかねえ笑
自分で書いててあれですが、このつくしは結構難攻不落。なかなか落ちないと思いますね。
なんせ彼女が真に愛してるのは貴之なわけで、司が自分の気持ちに気付くのが遅くなればなるほど難しくなっていくと思いますね笑

更新頑張ります!^^

さとぴょん様(*^_^*)

コメ返遅れて済みません~m(_ _)m

『やさしくするよりキスをして』後数話で終わる予定なのですが、ちょっと切なすぎましたかねえ。
この後もう少しつくしには試練が待ち構えている予定ですが、、、笑
この話に関してはつくしの方が司に弱い。
結局はつくしが折れないといけない場面が、この司に対しては多いんじゃないかと思って書いてます。
記憶、、、戻すか戻さないかはまだ、、、笑
戻すとしたら、一旦完結した後のお話とかになりますかね笑


『ガラスの林檎たち』楽しみにして下さってるということでとても光栄です。笑
さとぴょん様のコメントはかなりの原動力になってます。
実はさとぴょん様のコメントから想像したり、ひらめいたりしてお話を書くことも多いです。笑

更新頑張りますのでよろしくお願いします♪
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