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中編

やさしくするよりキスをして 12

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「先輩ってもしかして、、、」

「うん」

「真性のアホですよね」

「そう思う」

「どうするんですか」

「どうすればいいと思う?」

英徳のカフェテリア。
不毛なやり取りを三日に渡って続けている2人の姿があった。
一方は道明寺司の恋人で、もう一方はその後輩である。

「まずは、謝ったらどうです?道明寺さんだって当然、売り言葉に買い言葉でしょう?本気でそう思ってるわけないじゃないですか!
小学生じゃないんだしー、もう三日も経ってるんならここら辺が潮時っていうか、、、」

「謝ったよ!謝ったに決まってるじゃん。でもメールしても無視されるし、電話も拒否されるし、、、昨日なんか、直談判したのにものの見事にスルーだって」

「はぁ~、牧野先輩がここまで下手に出てるっていうのに、、、。
ニュータイプ道明寺さんはなかなか手強いですねえ。
今までの道明寺さんならすぐに『牧野牧野~~~♪』って機嫌直してまとわりついてましたよね」

「あたしの彼氏をわんこのように言わないで、、、」

「形勢逆転ですか?」

本当に心配しているのか疑わしくなるほど、無駄に美人なつくしの後輩、、、三条桜子の声色は楽しげだった。

「桜子、、、絶対おもしろがってるでしょ!?」

「そりゃあ、先輩が道明寺さんのことでここまで窮地に陥っているの初めて見ましたから♪
って、、、噂をすればじゃないですか~!道明寺さん、いらしてますよっ」

「、、、え」

桜子の視線を辿れば、なるほど他人よりいくらか目立つ男が講堂に入ってきた。
総二郎と談笑を交わしながら闊歩するその様はさながらモデルのようである。
正直、女子たちの鬱陶しい歓声もある程度は理解出来るのだ。

「ほらほら先輩、声かけてきたら?」

「う、、、」

「もう、、、!あ、こっち来ますよ♪
道明寺さん!あ、ついでに西門さんも。ご一緒しません?」

桜子が司と総二郎に手を振りながら愛想良く声をかける。

「ちょ、、、ちょっと桜子」

「おす、桜子、牧野。、、、って俺はついでかよ」

「ほら、牧野先輩。今でしょ、今!
道明寺さん、牧野先輩が謝りたいことがあるそうですよ」

ね、先輩vとこの修羅場を楽しんでるようにしか見えない桜子に促される。

「え、、、、う、、、、」

桜子にせかされるままにその場から立ち上がり、司に向き直った。
司は、とちらりと彼の方を盗み見すると、相変わらず無表情のままで。
昨日も、自ら誠意を持って謝罪しにいったのにも関わらず、自分などそこにいないように扱われスルーされたので、多少おじけつく。

「、、、そ。俺は別に、、、話す事なんてないんだけど。」

グサッ。
ストレートな司の物言いにさすがにぽっきり心が折れかかる。

「俺と牧野はもう、関係ないらしいし」

グサグサッ

「牧野は別に俺じゃなくってもいいらしいし」

グサグサグサッ

「せっかくのバレンタインにチョコもくれないし」

グサグサグサグサッ

「その上俺はチョコくれた他の子たちといちゃいちゃしてればいいらしいし」

、、、プシュー、、、

「おいおい司、、、もうその辺にしてやれって。お前の彼女、めっちゃ可哀想な顔になってんぞ?」

「、、、、ってことで、俺、他の場所で食べてくる。どっちにしろ、牧野は俺と一緒にいたくなさそうだから」

「あ、おい司、、、」

総二郎が声を掛ける前に、司は踵を返し、さっさとその場から立ち去ろうとする。
その後ろ姿にやや焦燥感を覚えたつくしが慌てて

「道明寺っ!」

と半ば叫ぶように声を掛ける。

「道明寺ってば、、、!」

無視、無視、無視、アンド無視。
瞬間自分も意地になって、去っていく司を追いかける。

「ねえ、、、道明寺ってば!この間のことはごめんって。謝るから無視しないでよ!せーかくわるいって、、、待って早歩きは止めて!?」

うんともスンとも答えてくれない司に、後悔と共に更なる焦燥。乾きが走る。

「あ、イタイっ、お腹痛いかも、、、アイタタタタ、、、イタイタイタ、、、頭もイタイかもしれない、、、ねえ、、、いたたた」

仮病まで使い、その場にへたり込むように座り込んでも彼は振り向いてくれない。
いや、、、若干肩を震わせている様子は見てとれるのでもしかしたらもっと怒ってしまったのかも、、、とつくしは内心ビクビクもので。

「道明寺ってば、、、ごめんって~。
あんなこと本当に思ってるわけないじゃんっ
ごめんなさいっ、あたしが悪かったから、、、いい加減許してよ」

道明寺?と立ち止まってる彼の前に回りこみ、顔を覗き込もうとした、、、その瞬間

「、、、もうダメだ~限界~!あははははっ、ちょ、牧野~最高過ぎか!あははははっ」

「、、、は」

「そっそのっ、捨てられた犬みたいな顔っ
めっちゃ可哀想な顔じゃん、、、い、いるよね、そういう動物、、、ははははは」

「ちょっと、、、」

「俺が本気で怒ってると思った?
牧野のあれが本心じゃないなんて、お見通し。だって全部棒、、、棒読みだったし、、、クックック。
だって牧野、ちょっと無視したら反応可愛くておもしろいんだもん~」

「なっ、何よそれ~!そんな理由で三日も無視してたの!?」

「しかも仮病まで使って俺に謝ってくるなんて、、、俺の彼女マジ天使!
本当はもうちょっと無視しようかなって思ってたけど、可愛すぎて限界」

まだ笑いが止まらないのか、時々要所でツボに入っては爆笑する司につくしも釣られて笑ってしまいそうになる。

「いやでもな~、俺も怒ってないわけじゃないんだよな。
俺じゃなくてもいい発言は結構傷ついたし~、他の女の子とイチャイチャしてろも心が痛んだし~」

「う、、、」

「何よりもあれだよ、チョコレート!本当に俺にくれないとは思わなかったんだけど」

「あれは、、、」

「俺、、、他のどんな子からチョコ貰ったって全然嬉しくなんてなかった。
牧野のチョコだけが、一日中楽しみだったのに」

言われた瞬間、後悔と、僅かに嬉しさも感じた。
ああ、自分は彼に、そう言って欲しかっただけなのだ。

「、、、ごめん、ね」

「いや、やっぱり許すのやめようかな~」

「へ」

「牧野からキスしてくれるって言うならまあ許してあげてもいいかな~どうしようかな~なんて、これは冗談___」

と言い終わる前に、つくしが司の胸倉を思い切り掴んで、下に引っ張り、そのままチュッと軽く唇を重ねる。

「、、、これで許してくれるのっ?///」

「って、え、ここ、、、人前、、、」

先ほどから目立つ2人の痴話げんかに多少ギャラリーもついていたというのに、つくしの大胆な行動に司の方が目をパチクリさせる。

「牧野の苦手な人前、、、」

驚いたように人前を連呼する司に、じょじょに恥ずかしさを覚えたつくしが更に顔を朱に染める。

「いいのっ。これくらい周りに牽制しておかないと、道明寺がすぐにキョトキョトしちゃうから、、、いいんだもん。人前万歳///」

「~~~~~(声にならない叫び)ダメだ、牧野可愛すぎるっっっ、まじで俺の嫁、かわいいっ」

バカップルまじバカップル。
周囲の人間たちの脳内はバカップルの単語で埋め尽くされる。







「やっぱり道明寺さんはわんこでしたねえ」
「いや、駄犬度増してねえ?」
「牧野先輩がブリーダーに見えます。」
「司も猛獣から大型犬にランクアップだな」
「ところで西門さん」
「ん?」
「このお話ってオチないんですかねえ」
「ひたすら司がわんわんおしてるだけだからなあ」
「ないんですね」
「でも続編はあるっぽい?」
「なんでそこ疑問系?」
「シリーズ化するかも?」
「だからなんでそこ疑問系?」
「そもそも司、性格治らなかったもんな~」
「じゃあ、次回に期待と言うことで、、、」

とまあ、こんな感じで影から見守っていた総二郎と桜子でした。






一応fin?笑



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