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短編

完璧ぐ~のね

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「え~?牧野さん?」

「牧野ちゃんね~。フツーに良い子だよね。
この前なんかさー、残業で死ぬほど疲れてたら飴ちゃんくれたんだよね。ミルキーとチュッパチャップスのコーラ味。
ラインナップ可愛すぎるし」

「いつもニコニコしてて感じいいもんね。でもああいう子ほど裏ありそう~。実はヤバイことやってたり?」

「ん~!わかるかも。飲み会とか誘っても二次会までは来ないし、ランチも三回に一回くらいしか付き合ってくれないし、若干人付き合いは悪いかも、、、いやあ、けどホントそこだけっていうか。他は好きだけどね」

「あ、でもでも!この前ね、秘書課のおっかな~いお姉様方に囲まれてて。
なんか、ちょいちょい嫌がらせ?ぽいのされてるよね。
全然部署違うのに。
で、トイレまで連れ込まれそうになってたから、さすがに慌てて割って入って、私まで秘書様たちに睨まれて怖かったな~あれは」

「それってあれでしょ?
噂あるよね、なんだっけ。
ほら、うちのさ~イケメンの専務様いるじゃない?
F4の、道明寺司様。
牧野ちゃんと付き合ってる噂あるんだって、それで、、、」

「え!道明寺司様って、あの道明寺様でしょ?うそうそ~牧野さんと付き合ってるの~!?ショック、、、」

「噂だけどね、噂」

「ふ~ん、それで秘書課のお姉様たちが『私たちの司様に手を出すなんて許さないどうのこうの~』って喚いてたわけかあ。納得」

「でもさあ、どっちかって言うと手、出されてるの牧野ちゃんだよ。
だって私この前、見ちゃったもん」

「え、なになにどしたの」

「、、、これ、絶対言っちゃダメね?」

「うんうん」

「見ちゃったの。牧野ちゃんと、、、、専務のツーショット。
噂だけはあちこちで聞いてたけど、実際見た!って人の話はあまり聞かないじゃん?」

「うへえ、それって禁断のオフィスラブじゃん!俄然、萌えてきたんだけど。で、どこで見たの?」

「それがね~、いや、私もたまたまなんだけどさ。ホントにたまたま、専務室に用があって。
ほら、うちのポンコツのせいで全部署に迷惑かけたことあったじゃん?そのお詫びに行ったときなんだけどさ~」

「、、、もったいぶんないで、早く話してよ。それで?」

「こう、牧野ちゃんが専務室のソファーにね、押し倒されてるとこ見ちゃって、、、いま思い返しても赤面もんだわ、ありゃ。
牧野ちゃん、すごいジタバタ暴れて、めちゃくちゃ抵抗とかしてて、専務はすっごい楽しそうにしてるから、温度差?すごかったのよ。
ガチャって専務室の扉開けて、7秒くらいは二人とも気付かなくて、私も固まっちゃってさあ。
『婦女暴行!セクハラ上司!』なんて頭をよぎったけど、専務だからいいかって、牧野ちゃんと目があった瞬間、反射的に扉閉めちゃったし、後で顔合わせたとき気まずかった」

「、、、でも、二人が付き合ってないならそれって結構マズくないですかあ?事案ですよ、事案。アタシの牧野さんがあ、、、」

「やだ、あんたソッチ系なの?・・・たった今から近づかないでくれる?」

「いやいやいや、先輩には興味ないですよ。アタシは牧野さん一筋なんで。あのカモシカのような細い脚!華奢な身体!ふにゃって困ったように笑う顔なんか、最高ですよねえアハ」

「、、、真顔が怖いから、ホントやめて」

「私なら専務になら襲われたいなあ~。ううん、お金払うから襲って欲しい!」

「専務をお金で釣ろうなんて、ビルゲイツをパソコンで釣るくらい無駄だと思うけど、、、」

「とにかく!話を戻すけど、ドアしめた後、ぎゃあ、みたいな叫び声聞こえてきて、『あんたなんか大嫌いだ~!』って牧野ちゃんの叫び声よ。『ど腐れ上司、死ね!』って声も聞こえてきて、速攻すごい勢いで飛び出してきてね、びびったびびった。専務に、『死ね』は強いよ」

「さすがに彼氏に死ねはないかあ~。じゃあ恋人って線は消えた?かな。じゃあじゃあじゃあ、専務の片想い、ってこと?」

「や~ん、なにそれトキメク。
ティーンズラブとか乙女ゲームに超ありがちそうな展開じゃん。
課金しちゃうよ課金。
しかも専務って言うと、今年抱かれたい男ランキング、第一位でしょ?金も持ってるし、言うことないじゃんね?
なにが不満なのよ牧野さん~、代わって欲しい、、、」

「それならアタシは専務に代わって欲しいですよお、、、なんだか失恋した気分、勝手に」

「牧野ちゃんってなんで専務になびかないかね~」

「んね。私なんか、専務に壁ドンでもされた日には一生ついていくのに、どこまでも♡」

「もしかして、、、他に彼氏アリ、とか」

「ええ~、でも専務よりイイ男なんてそうそういないって。
F4クラスでもない限りねえ。
私なら彼氏なんかふっちゃうけどな」

「ゆっても牧野ちゃん、モテるじゃん普通に。
秘書課の荻野くんに、人事部の木村さんに、、、ああそうそう、ウチの部長のハゲおやじも牧野ちゃん大好きだから。
ほんとほんと、デレッデレ鼻の下伸ばしちゃって。
用もないのに、牧野ちゃん呼んでコピー取らせたり、お茶汲みさせたり。
セクハラよ、セクハラ」

「木村さんって一時期牧野さんにグイグイ来てたよね。
デート連続で断られた最多記録保持者じゃん。
まあまあカッコイイけど、ちょおっと性格残念だもんね。あれじゃしょうがない」

「そういえば最近見ないね~諦めたのかな?」

「福岡支社に転勤になったんじゃなかった?また中途半端な時期に」

「それって、専務がヤキモチ妬いて飛ばしちゃったんじゃないの~?ポーンって」

キャハハ、と道明寺ホールディングス総務課の女子たちは今日も元気にガールズトーク。
すっかり話題は、専務と一社員のオフィスラブにトキメクトキメク、もちきりで。
そこへ休憩室のドアが不意にガチャッと開いて、まさに渦中のご本人様が登場。

「お疲れ様です~。ようやく休憩入れました。もう、電話向こうでなかなかきってくれなくて。」

総務課の牧野ちゃん、こと専務の生け贄?アハハ、と持参のお弁当箱を笑顔で広げて、ご機嫌のようす。

「牧野ちゃん~!お疲れっ」

牧野ちゃんラブのお局様がまずはねぎらいの一言。

「あ、牧野さん。昨日のサンドイッチのお礼にワッフル焼いてきたんで、どうぞ~」

これまた違う意味での牧野さんラブの後輩も声をかける。

「牧野さん、こっちおいで。、、、今日は根掘り葉掘り聞きたい話がねえ」

とニヤニヤ顔の総務課女子一同。

「えー、なんですか?仕事の話?」

「ズバリ!牧野ちゃんと、専務って、どういう関係?」

「、、、ええ、ど、どういうって?」

「ほら、いろいろ噂になってるじゃん。二人がカレカノって。ほんとんとこどうなの?」

「どう、どうもこうも、、、、なんにもないですよ、アハハハ。
実を言うと、高校の先輩後輩で、それもあってちょっと仲良くしてくれてるっていうか、、、アハハハハ、今日暑いですね空気入れ替えなきゃ」

「やだ真冬ですよ、牧野さんっ。そういうところもカワイイけど♡」

「否定の仕方が妖しい、怪しい。ほんとにほんとは?」

「ほんとに、ほんと、なんもないですっ!やだなあ、ほんと先輩方ったら。専務があたしなんか凡人中の凡人、相手にするわけないじゃないですか」

「じゃあ、他に彼氏がいるとか?」

「え~と、そ、れは、、、///」

「あ~、いるんだあ!どんな人?いい人?イケメン?年上?引く手あまたの牧野さんの彼氏だもん。写メとかプリとかないの?見たい見たい」

「写真嫌いなんで撮らせてはくれないですけど、、、いい人、ではないかもです」

「ちょいワル系?ヒモ系?牧野ちゃん、わっるい男に騙されそうなタイプだもんね。たかられる前に、そういうのだったら逃げなよ~」

キラキラな笑顔でとんでも発言をする先輩に頬が引きつりそうになるつくしだったが、なんとか取り繕う。

「そ、そこまで悪い人でもないんですけど。
、、、俺様だし、我が儘だし、束縛きついし、たま~に機嫌悪くなると意地悪とかされたりして、頭にくることなんて、ホントたくさんあります」

あは、と困ったように笑うつくしに、DV系?と一同思い浮かべる。

「、、、でも、イイトコもたっくさんあるんです。
約束は絶対守ってくれるし、あたしの作った料理は絶対残さないし、笑った顔とかすごく好きで。
子供っぽいところもあるけど、そこがまた癒されるって言うか、、、」

ここでつくしが言葉を切り、一言

「つまり、、、大好きなんです///」

直後急激にハッとし直し、これまた急激に赤面。
つくしも赤面。
その他総務課女子一同も赤面。

「、、、聞いてるこっちがテレちゃうよ、牧野ちゃんってば。
ホント好きなんだねえ」

「ご、、、ごめんなさい。あたし何語ってんだろ、是非忘れて下さい////」

顔を赤らめるつくしから何やらよくわからないフェロモンがただ漏れもただ漏れ。
当てられた女子一同はプシュウ~と空気が抜けてく音がしそうな程わかりやすく気が抜け、まだ赤面中。

『、、、こりゃあ、そこら辺の男はメロメロになるわ。
専務が首ったけになる理由、わかりすぎる。
困った顔、かわいすぎる。
守りたくなりすぎる。』

一同が一様に同じ事を思い浮かべた、刹那。

腕時計に目を落としたつくしがピョンと跳ねて、「お昼休憩終わっちゃう~」と慌ててお手製のサンドイッチを頬張り、再びデスクへと戻り始める。

「、、、専務って、叶わない恋心を抱いてるのね~」

「ねえ、あれはほかの男には目もくれないって感じだったわね。眼中にないんだね、専務のこと」

「なんか専務、あんなセクハラまがいのことまでして迫ってるのに、超かわいそう」

「それにしても、牧野ちゃんにあんなに愛されてる男って、気になるよねえ」

など、総務課の皆様が、専務の叶わぬ片想いに溜息をつく。
総務課の牧野さんは、専務が片想いするほど、やはりイイ女なのねえ。
女子として、あの!F4に片想いされることほどのステイタスが他にあるだろうか、いや、ない(反語)
これは、、、さすがにぐーの音もでない。専務も、うちらも。とまたまた一斉に思い直す一同。

完璧、ぐ~のね。


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asuhana様♡

いつもコメントありがとうです♡
女子たちが集まれば会話はエグイヤバイですよね(笑)
つくしは総務課女子たちに愛されまくってます。
もはやマスコット(笑)

ほのぼのしていただけて、わたしこそほのぼのです!笑
あしたはガラスの〜です!
よろしくお願いします♪

さとぴょん様♡

コメントいつもありがとうございます♡

お金払ってでも襲って欲しいのは実は私の願望そのままです(笑)
なんなら全然養うので自己破産してほしいくらい。←え笑
や、そうなったら多分つくしちゃんが一生懸命養うんでしょうが(笑)
ヒモ系クズな司くん、ちょっと書いてみたいかも、、
でも彼のプライド的につくしちゃんに養われるくらいなら死んじゃいそうですがw

そっち系にもあっち系にも愛されキャラのつくしちゃん。
書いてて楽しかったです!
オフィスラブ系初めて書いたんですけど思ったより書きやすいです。
シリーズ化しちゃおうかな(笑)

デート連続で断られた木村さん。
今はやりの残念イケメンって感じで書いてみました。
裏話をすると、ほんとに司によって飛ばされちゃった可哀想な人だったり、、、笑

明日はガラスの林檎!亜門×つくし更新です。
またいらしてください♡
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