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短編

マドンナの選択

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何もする予定なかったけど、他サイト様に影響されまくって、ついつい書いてしまった司のバースデーSS。
いつもより短いですが、思いつきでバババッと書いてしまったと言うことでご容赦ください。笑
では楽しんで下さいね♪




















「、、、道明寺って、どうしてあたしのことを選んでくれたの?」

いつの日か、心底不思議そうに彼女が俺に聞いたことがあったけど。
それは逆だろ、と思わずつっこんでしまいそうになった。
ホントなら俺がそう問う立場で、彼女は答えてくれる側の人間だろうと。
他の男からモテてモテて引く手あまただった彼女が、最後に俺を選んでくれたことの方がよっぽど希有な出来事で、感謝してもしきれねえ。
ま、俺の彼女は無自覚天然カマトトぶりを発揮するあまり自分がいかに他の男にモテてたか、なんてことは大して気にも留めちゃいないんだろうが。
言っとくけど、断じて彼氏の欲目なんかじゃねえぞ。
確かに美人でもなくて、スタイルも十人並みだし、人一倍気の強い手に負えない女だってのは否定できねえけど。
それでも、笑った顔なんかは誰よりも可愛くて、器が大きい、すぐに他人のことなんか許してしまうお人好し加減、たまに駄々漏れするわけわかんねえフェロモン。
そして上目遣い最強説。
ひとたび目を合わせれば。口を開けば。
世の中の男なんてみんな彼女の虜になっちまうんだよ。
言い過ぎ、とも言えないだけの前科があんだろうが。
代議士のジュニアだの、青池和也だの、偽清永だの、いけすかないモデルだの、その兄だの。
ここらへんはまだいい。前座みてえなもんだ。
しかし、、、類。
この存在はでかい。
なんせ彼女が俺以外で惚れた唯一の相手。
忌々しい彼女の初恋の相手の、花沢類とか。
最も、彼女が類に惚れてたとき、類が静に執心してたのには救われた。
でないと多分俺の立ち入る隙はほんの少しもなくなって、、、、いや、それでも最後は俺のモンにしてみせる自信はあるけど。
彼女が好きになった男が、彼女を好きにならねえはずがない。
それだけは言える。
静以外難攻不落と言われた類でさえ、結構な早さで彼女に惹かれたわけなんだから。
南の島での屈辱は生涯忘れねえし。
たまに夢に見んだよ、くそくらえ。
あん時、あいつの泣き顔すら愛おしかった俺は、惚れ薬でも飲まされているんじゃないかと、本気で自分にあきれかえった。
嫉妬心から退学に追い込もうとしたことも。
退学にしないから、頼むから俺のものになってくれと、支離滅裂な主張と共に彼女に迫ったことも。
みっともねえ。
一人の女なんかに、俺は一体何やってんだ。
そう忠告する自分がいないわけじゃなかった。
女なんか星の数ほど居て、自分を裏切ったボンビー女なんか、退学で当然。
二度と顔もみたくねえはずだったのに。
類とコソコソいちゃついてようと、俺を毛嫌いして少しも気持ちを傾けてくれなくとも、結局は諦めきれなかった。
今にしてみればストーカー規制法にひっかかりそうな勢いで執拗に口説いて口説いて口説きまくって、ようやく振り向いてくれたときは、この俺が泣きそうなくらい嬉しかった、、、が。
ここで油断できねえのが牧野つくしという女だ。
彼氏持ちだとか関係ない。
この女モテるモテる。
遠恋中も欠かさずつけていたSPによると、大学在学中に確実に彼女に惚れてたヤツは二桁にも昇る。
グレーゾーンのやつも含めるともっといるらしい。
バイト先の客で彼女にモーションかけてるやつが何人いたことが。
同じゼミだの、その先輩だの、とにかくSPからの報告は落ち着きをみせなかった。
耐えかねて虫除けに指輪なんぞを送ってみたが効果は出ず。
年何回かしかない逢瀬にどれだけ醜い嫉妬心を彼女に見せつけ、何度呆れられ喧嘩を繰り返したことだろうか。
時に彼女が翌日経って歩けなくなるくらいまで、情交を繰り返したり、気絶するまで抱き続けたり。
抑えきれない想いはすべて彼女に向かって、疲労困憊してしまうことが多々あった。
朝、左腕の軽い痺れとともに、ジロリと彼女に睨まれるのは、数少ない逢瀬の中でも習慣となっていた。
そう。
俺は彼女にしてみればかならずしもイイ男というんじゃなかった。
嫉妬深いし、束縛が激しい自覚はあったし、挙げ句彼女の体力など度外視で身体を抱き続けることもしばしば。
どうにもならない想いを八つ当たりすることだってあった。
それなのに、、、どうして。
彼女は最後に俺を選んでくれたのだろう。
俺にはそっちの方が疑問で、ありがたい。
世の男を虜にした、マドンナの気まぐれ?
なぜか俺が彼女に選ばれた日から、頭は真っ白、心臓はバクバクしつづけて、きっと一生彼女の虜だろう。
ホントなら俺には手の届かない存在だろうとも思う。














もぞもぞと彼女が動き始めたその感触で、目が覚めた。
寝ぼけてるのか、ふにゃふにゃ力の入らない身体で体勢を変えようともがいて、ベッドサイドの携帯に手を伸ばす。

「え、、、、、充電し忘れちゃってる、、、、はぁ、、、」

と携帯を握りしめて、再びシーツに潜り込む彼女がおかしくて、引き寄せて後ろから抱きしめた。

「、、、はよ」

「あ~、おはよ。起きてたの?」

「おう、ついさっきだけど」

「そっかあ、、、、あ、、、司」

「ん?」

「誕生日、おめでとう」

「、、、、、、ああ、、、さんきゅ」

「あ~その反応は、忘れてたね?」

「、、、、、忘れてたっつうか、、、思い出すのに時間かかったっつうか」

「ぷっ、忘れてたってことじゃん」

ケラケラ笑う彼女が愛しくて、項の辺りにキスを落とした。

「誕生日、もう当日だけど、何か欲しいものある?」

「、、、そりゃ、お前」

「へ?、、、ああ、、、あは」

言うなりクルッと振り返って、

「、、、、もう差し上げたつもり、なんですけど」

テレながら言う彼女にハートはズギュン。
いや、俺、つきあって5年も経つ自分の彼女にズギュンじゃねえだろ。
と思うけど、少し紅く染まった頬と、情事中を錯覚させる甘えた声で言われちゃあ、、、再起不能にメロメロだ。

「じゃあ、、、今日は一日ベッドコース希望とか、そんなんでいいんだな?」

「え?あ、いや、、、そういう意味なの!?」

他にどういう意味があるってんだよ。
カマトトボケボケ女が。
抗議をする女に、少し激しめのフレンチキスを施してやれば、すぐに大人しくなるのはこいつのトリセツどおり。

「、、、やぁ、、、まって、、、、」

「まてねえ。
カワイイこと言って煽りやがって」

「だって、、、シャワー」

「ん?」

「シャワー、、、浴びたいよ。
だって昨日、、、昨日いっぱい、するから。
いろんなのでぐちゃぐちゃだもん、、、」

一つ訂正。
無自覚天然エロ女。
天然でやってるから悪質なんだよな、この女の場合。
暴力的に犯したい衝動を何とか抑え付けて、

「、、、そんならしょうがねえな」

笑って見せる俺に、安心しきって笑った彼女に一言。

「風呂場でやりまくりゃあいい話だもんな」

囁けば、身の危険を感じた彼女がじりじり俺から身体を離す。

「、、、なに逃げてんだよ?」

「だ、、、、だってぇ、、、目、、、目が、、、エロいんだもん、、、」

「しゃあねえだろ、俺、今お前に欲情中なんだからよ」

「や、、、やだ!そんなこというから、、、!」

油断した彼女を、ひょいと持ち上げる。
横抱きにして、頭のてっぺんにキスを落とすと、観念したかように大人しく身体をもたれる愛しい俺の天使。

「今日は、あんたの誕生日だからね。しょうがない、、、か」

しぶしぶ頷く、カワイイカワイイ彼女。

「、、、いくらでも好きにしていいよ?あたしの身体」



扇情的な上目遣いと、へへ、と笑う彼女に、、、、ヤられた。


軽く天国に行けそうなくらいだ。
ああ、、、結局俺は一生彼女には優位に立てないだろう、と悟った瞬間。
骨抜きになって、全身が彼女の虜で。
どうしたらいいかわからなくなる。
俺は彼女に、この先も一生頭が上がらない。
彼女に俺が選ばれたことで一生分の運を使い果たしたと言っても過言ではないだろう。









ひとまず俺を選んでくれた、愛しい愛しいマドンナの選択に、感謝。








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のあ様♡

最近コメント下さる回数増えて嬉しいです♡
♡撃ち抜いちゃいましたか?
長編の方も打ち抜けるように頑張ります。笑

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さとぴょん様(*^_^*)

おいしかったなんて、嬉しいです//
実は今まで書いた中で一番まとまりがよくて気に入っている作品だったりもしますので♪
つくしちゃんって、よくわからないフェロモンが時々駄々漏れているイメージ、ありません?笑
やはり彼女、中学時代のエピソード踏まえても、モテてきましたからね~
男だけでなく、女もたらしこめてるので、男たらしというより、人たらし?なイメージです。
つくしちゃんが現実にいたらとてもお友達になりたい。
そしてことあるごとに叱って欲しい。笑
愛情深い母親のような包容力のあるつくしちゃん、大好きです。
つくしちゃんのフェロモン売っていたら司が買い占めること間違いなしかな。あは。笑
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