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中編

奇跡は間に合わない 4

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ひょえ~~~。
ゆ、油断した、、、。
もう帰れると思ったら、気も抜けて、謎に自分に備わってる道明寺センサーが鈍くなっていた。
いつも半径200mにでもなれば頭の中で警戒音が鳴り響くもんだから察知できていたはずなのに。
それにしても、、、半年間正門と裏門交互に張ってって、、、コイツ、真性のアホだわ。
普通、何かおかしいって気付かない?
こんな人気のない、そしてこっそりと抜け出す為にあるような塀が建ててあることなんて、誓って英徳の生徒は一人も知らないとは思うけれど。
それにしても、避けられてるってふつーは思うでしょ。
ほんっとオツム弱いよね、このストーカ-。
いや、前々からわかっていたけれど。
ていうか、さっきから目なんかキラキラさせて私の事を待ってて気持ち悪い。
口元はにやけてるし。
無理無理。
何その気になってんのよ。
誰があんたとなんか一緒に下校するもんですか。

「、、、悪いけど、お断り。そもそもね、あんたなんかと帰りも一緒になりたくないから、わざわざこんな塀よじ登って帰ってるわけ。
あんたみたいな粘着質なストーカーに付きまとわれているせいでね。
いい加減、あんたのその行為でこっちがどれだけ被害を被っているか自覚してくれない?
ホントあんたって自己中でくるくるパーのバカ男」

それだけ言うと、キッと睨み付けて再びよじ登ろうとする。

「いや、、、んなこと言わずに、一緒に帰ろうぜ。
何か買ってやるから。
何がいい?服でもバッグでもジュエリーでも何でもいいぞ。
それともどっか行きたいとこでも___」

アホみたいに話を勝手に進めて、自分を引き留めようとするバカ男の話が一瞬止まった。
なんかそれってすっごく不気味。
私と会うときの道明寺って、水を得た魚のように途端にイキイキとこっちが聞いてもいないことをベラベラ捲し立てるのに。
いやホント聞いてない。
キモイだけ。

「いきなり、何よ?どうしたの」

怪訝そうな顔を下に向けてやると、何故か顔を赤くしつつにやにや顔の、かなり不気味な男の顔。
、、、なにアイツ、なに考えてんのマジで。気味悪~。

「いや、俺に構わず、塀を登って帰りたいとそこまで牧野が主張するなら好きにしてくれて大丈夫だ。
俺は好きな女の意思は尊重するタイプだからな。
ホント俺のことなんか気にせず、牧野の好きなように早く登ってくれ」

そう言う道明寺の視線は一点に集中していて、、、瞬間ハッと気付いて、顔が赤くなる。
こ、こ、こいつ~~~、ぱ、ぱ、ぱ、、、パンツ覗いてやがるっ!

「///っ~~~~~~!!!バカ道明寺っ!こっち見んな!!!!」

塀から降りた拍子に、道明寺の顔に直撃させてやった、跳び蹴り。
飛び膝蹴りでもいいくらいだわ、こん畜生。

「、、、//だからスカートは嫌いなのよっ!」

仕方がない、今日は小走りで家まで帰ろう。
バッグを抱えて、ダッシュ!しようとした先に。

「おいおい、だからさっきから何度も俺と一緒に帰ろうって誘ってんだろうが。
先に帰ろうとしてんじゃねえよ」

「あんたとなんか一緒に帰りません!そっちこそ何度も言わせないで!」

「じゃあ勝手にお前の横で歩いてるから、それならいいだろ?」

「いいわけないでしょ!ボケナス!一遍死ね!」

「、、、ツンデレめんどいな。俺様と帰れて嬉しいくせに」

「誰が嬉しいもんですかっ!
あんたね~、いい加減にしないと、そろそろ警察に通報するからね!?
しつこくしないでって言ってるでしょ。
付きまとって来られたら鬱陶しいの!迷惑なの!あんた、人の気持ちがわからないの?
折角のカッコイイお顔が、あたしなんかに付きまとってるせいで、ほっぺは腫れるし、悲惨なことになってるし。
両方にデメリットが発生してるっていい加減気付きなさいよバカ男っ!」

今度こそ猛ダッシュ!
全力疾走で家までに捲こう。
とかなんか思っていたら、また腕を掴まれて、身体がグワンと揺れて倒れそうになる。

「ちょっと何すんのよっ!」

「、、、もっかい言って」

「はあ!?」

「俺の顔がカッコイイっての、もう一回いって。
マジで一生インプットしておくから」

、、、、、まだ言うか、この男。
頬には靴の跡。ちょっと腫れていて、口の端まで切れていて、痛々しくなるくらいの顔で、にやにやしながら、まだ抜かすかこのバカ男。

「、、、あんた、気持ち悪い」

軽くどん引きして暴言を吐いてみても、まあ今更怯む道明寺でもないわけで。
露骨ににやにや笑って更に迫ってくる。

「なあ、言えよ。俺の顔がどうだって?」

「あ~もうっ!うるさいっ!さっきのは失言!失言だから、さっさと記憶から削除してよっ!」

「無理。ことお前に関しての記憶だけは滅茶苦茶確かだから。
、、、白地にピンクの水玉模様も一生忘れねえし」

「なっ///あ、、、あんたねっ!」

「牧野らしくて可愛かったけど、俺はもうちょっと大人っぽいのが好みだな。
今から一緒に買いに行くか?」

「///ふっ、、、ふざけんなっっっ!!!!」

パコーンと、我ながらいい当たり、いい音。
調子に乗ってるストーカーの顎にクリティカルヒットさせてやった。





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asuhana様♡

我ながら可愛い坊ちゃんだったなって♡
パンツは一生目に焼き付けて置くでしょうね(笑)

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