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「愛さずにはいられない」
第二章 軽蔑していた愛情

愛さずにはいられない 19

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車が街の外れの方へ移動していくと、辺りは牧歌的な田園風景が広がっており、平原の上にはさまざまな植物の畑が果てしなく連なっている。
その中にポツポツ立つ民家が風景にアクセントを加えつつもわびしく立ち並んでいた。

とても長閑な場所。

しかしこのような土地に観光名所があるのだろうかとつくしは少し不安になり三浦に尋ねる。

「___あの、本当にこんなところに観光できるところがあるんですか?」

「__ええ、もう少しです。あ、ほら。貨物列車用の線路が見えてきたでしょう?
あの、もしよかったらちょっと歩きませんか?目的地まではここから歩いても10分ほどでしょうから。」

「あ、はい。」

つくしは車を降り前を歩く三浦に従い、目的地を目指した。
すぐ傍にある線路に昔見た映画『スタンドバイミー』を思い出す。
確かあの映画に出てくる子供たちも目的地まで線路伝いに向かうという話だった。

___あの映画ってラストどうなるんだったっけ?

つくしがそんなようなことを考えていると矢庭に三浦から声をかけられた。

「__牧野さん、ここです。」

目の前には映画やテレビで見たことのある映像。
ビルケナウの大門。
この辺りの風景にはあまりに似つかわしくない建物がそびえ立っていた。

「____ここは____アウシュビッツ、ですか?」

「ええ。」

「三浦さんが案内したいところって、ここですか?」

「はい。気が進みませんか?」

「いいえ、そういうわけでは_____確か、世界遺産にもなっているんですよね?
あたし、高校時代は地理をとっていたもので、歴史には疎いんですが____。」

「____ええ、その通りです。ただし『負』の世界遺産ですが。さ、中に入りましょう。」

2人が門をくぐると手前の建物からぼんやりと人影が見えた。

「牧野さん。こちらの方はクロンティリスさんです。今回、館内を案内してくださる方です。」

初老の老人だった。
ふくよかな体型にやさしそうな瞳は日本にいる自分の父親を彷彿とさせる。

「Hallo zusammen Ist Makino Tsukushi.
(こんにちは、牧野つくしと申します。)」

「Willkommen,ist es klong Tirith
(ようこそ、クロンティリスです。)」

「クロンティリスさんはこの強制収容所で実際に生活をなされたことがあり_______そのときに兄や弟、それに母親を失い、たった1人でこの戦禍を生きてこられた方です。」

「Nun, ich werde dich fuhren.(では、ご案内します。)」

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