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「ガラスの林檎たち」
第三章 愛もお金で買えますか?

ガラスの林檎たち 59

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「ほら、早く~司くんっ!次はあっちのジェットコースター乗ろ?」

ディスクオーにスペースショットにローラーコースター。
司にとっては在りし日の最悪なダブルデートで来て以来の遊園地だったが、つくしの記憶の中では当然遊園地というものは初体験のようで、興奮冷めやらず司を連れ回す。
勿論テレビや雑誌の特集などで舞浜や関西のテーマパークは知っていたらしいが、実際に体験するとなると子どもかと突っ込みたくなるほどのはしゃぎっぷりだった。
フリーフォール型のスペースショットがお気に入りのようで連続で五回付き合わされた日には三半規管が狂うかと思ったがかっこ悪いのでつくしには言い出せず。

「ちょ、、ちょっとまて雫、、一回落ち着こうぜ?もちろん後で全部付き合ってやるから__」

この上まだ何か絶叫系アトラクションに乗りたいらしいつくしにさすがに身の危険を感じて司が苦言を呈す。

「あ、待って、あっちのエリアにもっとすごいジェットコースターあるっぽいよ?そっちにしよっか」

いつもの通りと言ってしまえばそれまでだが相も変わらず司の言うことなど聞いていないつくしにますます頭がクラクラする。

「いいから雫、ちょっと待った。俺もうコースター系は勘弁して欲しい。昨日3時間睡眠でフラついてんだよ、頼む」

「え~」

頬をプクッと膨らませ、少し不機嫌モード?
可愛らしいがそれと同時にとても恐ろしい。
またいつ機嫌を損ねてもう帰るだのと文句を言い出さないのかもわからないのだから。

「つまり俺が言ってるのは、、少し休憩でもしないかって__」

「じゃあアレは?お化け屋敷!ここのお化け屋敷まあまあの迫力らしいよ?ネットのレビューだから当てになるかわかんないけど。行って見ようよ~」

「嫌だ」

「、、即答だね。なんで?」

「冬だから。あーいうのは夏に入るもんだろ?」

「もしかして怖いの?無く子も黙る道明寺財閥の副社長様が?まさかね」

おかしいの、とクスクス笑い出すつくしにムッときて、思わず反論。

「怖い?俺に怖いもんなんてあるわけ__」

「じゃ、行こう?」

「、、おう、行ったろうじゃん」

「だいじょーぶ司くん。あーんなちっちゃい子だって入ってるから」

語尾にハートマークが付きそうな勢いで機嫌良さそうにつくしが言う。
っとにこのドS女が、と心の中で毒づく。
明らかに俺が嫌な顔してからがしつこいんだよな、フリーフォールもお化け屋敷も。
女ってホントにタフだ、と。
ある種尊敬してしまいそうなくらいだ。

「ねえ、作り物だからね?大丈夫だからね?怖いなら手、繋いでてあげるよ」

ん、と差し出された小さな手。
無下に出来るほどどうやら自分は大人になれないらしい。

「別に怖くねえけど手くらい繋いでやるよ」

「素直じゃないな~びびってるくせに」

繋いだ手をぎゅっと強く握り返されて、瞬間心臓が掴まれたみたいに苦しくなる。
キスとかそれ以上のこととか、そんなのたくさんしてるはずなのに。
手を繋ぐ、なんて中学生でもやってるそんなことに、いい大人がときめいてる場合じゃないだろ、そうは思っても昔から彼女のことに関しては狂いっぱなしなので仕方ない。






「ね?怖くなかったでしょ?」

「、、ま、まあな。だからあんなん子ども騙しだって言ってんだろうが」

「の、わりにビクッとしてたけどな~。見ちゃった」

「してねえよ、お前の勘違いだ、勘違い」

「そっかな、じゃあもう一回入る?」

悪戯っぽく笑うつくしに付き合いきれるかと頭を小突く。
ともかく機嫌は直ったようなので、結果オーライ。

「嘘嘘、さすがに疲れたでしょ?私お弁当作ってきたから、お昼にしようよ」

「なにお前弁当なんて作れんの?」

「作れるわけないでしょ、美香に教えてもらって徹夜で頑張ったの。あ~その、、だからあんまり、、っていうか全然美味しくはないかな。でも努力は認めてほしいっていうか」

「へ~俺のために徹夜までしてくれたの?」

「、、別にっ。お腹壊されたらほら、、あの、、困るし。えと、そう、私が毒盛ったのかと思われたら体面が、、つまりお腹壊さないように慎重に作ってたら時間かかっちゃっただけだからねっ。
あ、そ、そうだ。飲み物忘れちゃったから、あそこの自販で飲み物買ってくる、じゃ、待っててよっ!」


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